呂一泓　LYU YIHONG

子供時代の好奇心をテーマにして、ジュエリーを制作しました。星空を見上げるような子供時代物事に対する好奇心の記憶を喚起、その思いを大事にして、大人になっても、その好奇心を忘れず、活きながら周囲物事の関心を持ち続けるとというメッセージを伝えられるのジュエリーの研究を行ってきました。
洞窟壁画からインスピレーションを得て、シンプルスタイルのキャラクターデザインをしました。古い時代から人類が未知の事物と大自然への好奇心を表現し、デジタル時代に生活してる私達との対照を訴える。
七宝焼のイアリングは、望遠鏡のリングとのジュエリーセットとして、デザインしました。丸い形は宇宙を表現し、無辺で限りない世界観を表現しています。七宝焼という彫金技法で星空を描きました。七宝焼で扱う絵の具は様々な色のガラ
ス粉末で夜空の星のように数えきれない様を表現しています。観者の想像を掻き立て、観者にコミュニケーションを図る。作品と作品の中に繋がりを作り、ジュエリーからストーリーを彷彿とさせ、場面シーンを想像させる。

はじめまして、中国出身の呂一泓(リュウ イーホン)と申します。高校卒業までは母国で生活していました。大学四年間はイギリスのセントラル・セント・マーチンズでジュエリーデザインを勉強しました。2018年卒業し来日、2020年日本語学校修了。2021年一年間東京芸術大学の彫金科にて研究生を修了。
私には日本のガラパゴス的な文化を更に学び、その環境に適した形で、これまで培ってきた自身のデザイン能力を活かし、視覚、聴覚に捉われない新たなデザインを創造したいという夢があります。