ホスト&ゲストアーティストによる「作品展」

現代日本における「移住と移民・多文化社会」をアーティストたちはどのように見つめ、作品を制作しているのでしょうか。IMM東京主宰の岩井成昭が、岩根愛、高山明、李晶玉の3名のゲストアーティストを招き、それらのアプローチを紐解きます。

参加アーティスト

会場:BUoY

高山 明

岩根 愛

李 晶玉

会場:仲町の家

岩井 成昭

仲町の家 映像展示「消息の記録/岩井成昭(2007-2017)」

上映スケジュール

アーティスト・インタビュー(IMM東京2020 オンライン美術館)

2020年度のオンライン美術館で制作した映像を期間限定で公開します。
高山 明 × 岩井 成昭
岩根 愛 × 岩井 成昭
李 晶玉 × 岩井 成昭

海外ルーツを持つ表現者たちによる「公募展」

2020 年度、国内に暮らす海外ルーツを持つ人びとの作品をプロ・アマ問わず公募し、約 100 点以上の作品が集まりました。そのなかから、手の込ん だ手芸品や、普段の暮らしを映したスナップ写真、自国文化と日本文化を 混ぜ合わせた芸術表現など、日常の感性や思考が垣間見える約 30 点の作品 を展示します。

公募展出展者

Ea Tulin

ライル・ニセンホルツ

長江春子/胡春平

リー正敏

Golmaryam Masood ansari

Laura Kauppinenova

Cedric Rolando - Neoyume

ユサン・フィン

Tianqi Fu

INHO

Cedric Rolando - Neoyume《#東京の決まり文句-1:14 銭湯》

INHO《You May see me, but I’m hollow Ⅱ》

Yusan Finn《日本にいるイスラム教徒》

多文化社会に取り組む団体の「活動紹介展」

国内には多文化社会の在りようを探るさまざまな団体が活動しています。なかには文化芸術を積極的に取り込む事例もあり、いまもなお実践を重ねながら、それぞれの願う風景を現代社会に映し出そうと活動をされている団体を紹介します。
空間デザイン:L PACK.

特定非営利活動法人アデイアベバ・エチオピア協会

特定非営利活動法人ダンスボックス

兵庫県神戸市長田区
https://www.db-dancebox.org

カナガワビエンナーレ国際児童画展

事務局:神奈川県立地球市民かながわプラザ(指定管理者:公益社団法人青年海外協力協会)
神奈川県横浜市栄区
https://kanagawabiennial.jp/

公益財団法人国際文化フォーラム

マルパ

神奈川県内
http://www.kifjp.org/mulpa/

公益財団法人可児市文化芸術振興財団

岐阜県可児市
https://www.kpac.or.jp/

武蔵野美術大学・カシオ計算機株式会社

東京都小平市及び都内各所
https://web.casio.jp/mau/

特定非営利活動法人多文化共生リソースセンター東海

愛知県、名古屋市(2012, 2014, 2015)豊橋市(2017)安城市(2019)
http://mrc-t.blogspot.com/
参加者インタビュー映像

東京外国語大学 多言語多文化共生センター

みえ市民活動ボランティアセンター

多文化理解イベント実行委員会:三重県/公益財団法人三重県国際交流財団(MIEF)/JICA三重県デスク
三重県全域及びみえ市民活動ボランティアセンタ
多文化共生理解イベント Hand in Hand FBページ
みえ市民活動ボランティアセンター

一般社団法人kuriya

東京都
http://kuriya.co/

THE アート・プロジェクト多文化読み聞かせ隊

東京で(国)境をこえる

イミグラジオ〜アーツ前橋多文化放送局〜

L PACK.

小田桐奨と中嶋哲矢によるユニット。
共に1984年生まれ、静岡文化芸術大学空間造形学科卒。アート、デザイン、建築、民藝などの思考や技術を横断しながら、最小限の道具と現地の素材を臨機応変に組み合わせた「コーヒーのある風景」をきっかけに、まちの要素の一部となることを目指す。
2007年より活動スタート。主な活動に廃旅館をまちのシンボルにコンバージョンする「竜宮美術旅館」(横浜/2010-2012)や、室内の公共空間を公園に変えるプロジェクト「L AND PARK」(東京/2011-2012)、みんなのアトリエ兼セカンドハウス「きたもとアトリエハウス」(埼玉/2012-)、ビジターによるビジターのためのスペース「VISITOR CENTER AND STAND CAFE」(名古屋/2013)などを展開。また、各地のプロジェクトやレジデンスプログラム、エキシビションにも参加。

市民リサーチャー「IMM ねいばーず」

「イミグレーション・ミュージアム・東京」では、本企画を一緒につくりあげる市民メンバー「IMM ねいばーず」を公募し、2019年10月から多文化社会や国際関係に関心のある学生や社会人の方、アーティスト活動をしている留学生の方など、多様な背景を持った多世代なメンバーと定例の打合せや、レクチャー、フィールドワークを実施しながら多文化社会について考えてきました。毎月1回の定例ミーティングを開催し、そうした彼/彼女たちの日々の活動報告を行いながら、本展覧会を横断する活動を展開しています。 

多文化リサーチプロジェクト

「IMMねいばーず」が中心となって実施する、首都圏の多国籍化や多文化化を捉えることを目的にしたフィールドワークです。「食」を軸に、私たちの身の回りで複雑に絡み合う「滲み出る多文化」をテーマにし、無意識に享受しているさまざまな文化を可視化させる試みでもあります。本美術展では、フィールドワークの活動報告を中心とした展示を行います。 

IMMフェイスブックページからねいばーずの活動の様子がご覧いただけます