王 子文 Wang Ziwen

彫りと摺りの反復により生成された目盛り
Scales Generated by Repetition of Engraving & Printing

水性木版、和紙、絵の具|2022

自閉症の特徴について、反復行動の症状と版画の反復性・同一性の間に共通点があると考える。記号は時計から目盛りにまで及び、水性木版画の摺りの反復性とその彫りによる不逆的な性質を通し、イメージ情報の歪みや派生を探索し、「反復 – 同一 – 差異」の関係を思考する。自分自身の経験を踏まえ、現今の社会で自閉症へ認知度の低さと誤解という現状のため、日本に滞在しているメタファーとする日本の水性木版と和紙を介し、コミュニケーションのメディアとしてそれを言語にかわり、自閉症スペクトラムの世界観を築き、自閉症の特徴とその社会状況を一般の人々に伝えている。

ARTIST

王 子文
Wang Ziwen

中国から日本に留学している王子文です。今は、東京藝術大学大学院に版画を専攻して、修士に在籍しています。しかし、私には幼い頃から、自閉症スペクトラムと診断されて、言語障害もあります。また、大学生の時に、初めて版画を学んで、繰り返し行動は自閉症の症状の一つで、それとは版画の印刷の反復性がつながることに明らかにして、版画を専攻して決めました。そこで、私は作家として、言語障害と繰り返し行動で、他の人と異なる自分自身の特別な体験を踏まえて、版画をコミュニケーションとして、自分の世界観を伝えて知らせたいです。

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Art Exhibition “Cultural BYO…Ne!”

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