子供の頃から軽度の自閉症で、時計に非常に興味を持っている。 自閉症に特徴的な反復行動には、版画や印刷、写真といった複製メディアの複数性との共通点がある。
東京の三つの異なる位置を取る:藝大上野キャンパスの灌木林、足立区北千住の荒川沿い、上野公園の広場で、60分に反復行動を用いることで、カメラで時間の形を撮って、心理的な時間と客観的な環境との微妙な差異と矛盾を探っている。
ARTIST
王子文
中国から日本に留学している王子文です。今は、東京藝術大学大学院に版画を専攻して、修士に在籍しています。研究を進める時に、版画の概念を印刷や写真などの複製技法にまで広げて、もっとに時間表現の可能性を追求しています。