歩くこと(Wading)

Ivan NO
鳥取県鳥取市
30×22 cm

あるウェブサイトで日本の木版画家の作品を発見し、動画を見始めた。私にとって、とても刺激的な内容だった。桜の木材が版画を制作するのに適していると聞き、地元の大学で最近倒れたという桜の丸太を手に入れた。半分に切ってみると、その表面は彫る作業には不向きであったが、浅い海のような、奇抜な模様があり、素晴らしかった。その後、松江市で江戸時代から続く伝統的な大船行列「ホーランエンヤ」に参加した。行列の参加者が描かれた、とてもシンプルな昔の巻物に目を奪われ、昭和当時の松江市での暮らしを収めた写真や、スカートを締め上げて海を歩く女子高生をスケッチした。
そうして、コンセプトも素材もまったく異なる2つの出来事が、この作品でひとつとなった。

パンチカード用紙、桜の木(自ら削り、磨いたもの)、インクを使用している

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